2025/04/09

再発防止策の実施状況及び弊社の取組について

 弊社は、2023102日付け、同年128日付け2024410日付け及び同年1213日付けの各リリースにおいてお知らせいたしましたとおり、「外部専門家による再発防止特別チーム」の提言を踏まえた再発防止策の実施に取り組んでまいりました。

 20241213日付けリリース(以下「前回リリース」といいます。)にてお知らせした以降の、弊社の主な再発防止策の実施状況等について、以下のとおりお知らせいたします。


1. 株式会社STARTO ENTERTAINMENTのチーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)との定例会議

 弊社は、前回リリースでお知らせいたしましたとおり、タレント及び従業員の多くが移籍した株式会社STARTO ENTERTAINMENT(以下「STARTO社」といいます。)との間で、性加害や子どもの権利侵害の防止策を引継ぐための協定書を締結しており、これに基づき、両社のCCOの間で、1か月に1度の定例会議を開催しております。

 前回リリース以降、20241218日、本年122日、219日及び319日に定例会議を開催しており、弊社は、STARTO社に対して、被害補償の進捗や弊社の外部アドバイザリー・ボードからの意見等を共有し、STARTO社からは、被害防止のための施策の実施状況、外部有識者会議の内容やクライアント・メディアとの対話状況等に関する説明を受けております。

 弊社とSTARTO社は、資本や経営において独立した組織ではありますが、性加害や子どもの権利侵害を防止するという点においては、共通の使命を負っており、STARTO社において性加害や子どもの権利侵害が発生しないように、被害防止のための引継ぎ及び連携を行ってまいりました。

 弊社とSTARTO社は、今後も、被害防止のための取組み等について連携の上、二度と性加害問題が発生しないように努めてまいります。


2. 
外部アドバイザリー・ボード

 弊社は、ビジネスと人権や子どもの権利問題に精通した吾郷眞一弁護士及び黒松百亜弁護士を外部アドバイザーとして選任し、CCO及び外部アドバイザー2名から構成される外部アドバイザリー・ボードを設置しております。
 
 前回リリース以降、本年1月に外部アドバイザリー・ボードの会合を開催し、外部アドバイザーから、被害救済の考え方等についてご助言をいただいております。また、外部アドバイザーには、本年3月に実施した社内研修の内容をご確認いただいた上で、社内研修の当日も講師を務めていただいたり、研修の様子をご覧いただいたりするなどしています。

 弊社は、これまでも外部アドバイザーのご意見を弊社の取組に反映してまいりましたが、今後も、外部アドバイザーに対して、被害補償の状況や再発防止策の実施状況をご報告し、弊社の取組について監視と助言を受けます。


3. 
社内研修の実施

 弊社は、本年3月、全従業員を対象として、外部の弁護士らを招いて、被害者の皆様との向き合い方、人権尊重、誹謗中傷対策等に関する研修を実施いたしました。なお、被害者の皆様との向き合い方については、弊社の外部アドバイザリー・ボードのメンバーでもあり、子どもの権利に関する法的問題を数多くご対応されてきた黒松百亜弁護士に講師をご担当いただきました。


4. 被害者救済委員会の補償手続に関するご意見等への対応

 「被害補償に関する手続の流れについて」においてお知らせしておりますとおり、弊社及び弊社代理人(具体的には、弊社が弁護士に委任して設置している「補償対応窓口」を指します。)は、被害者救済委員会に対する再評価依頼の方法や関連する疑問点のお問い合わせへの対応を行っているほか、(ご希望がある場合には)追加の事実関係をお伺いして被害者救済委員会にお伝えする等のサポートをしております。また、弊社及び弊社代理人(補償対応窓口)は、申告者の方から被害者救済委員会の補償手続きに関するご意見が弊社に寄せられた場合には、被害者救済委員会にその内容をお伝えしております。


2025年4月9日
株式会社SMILE-UP.